はちどりわ〜るど

それでも自分の人生に満足してるその辺によくいる外資系会社員 20代にてガン宣告。手術・抗がん剤を経て「若年性がんサバイバー」1年生。/ 「毒親サバイバー」/「性暴力サバイバー」/準ミニマリスト/日々色々勉強中 ブログで自分の幸せ&社会の幸せを考えながら生きるヒントを綴ります

ガン治療中、状況を知っている友人から「家族もガンになった」という報告を受けた時

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ハチドリの家系は、がんにかかった人は親戚にもいません。一方で「うちはがん家系だから・・・」という子ども達の心境を考えるととても辛い。

ハチドリのケースは真逆。「家族にがんはいないから安心しろ」と親から言われ続け、がん保険入ってませんでした。

 ああ・・・がん保険に入っておけばなという、悔しさはここでは重要ではなく、家族と、ハチドリが持っていた「自信」の崩壊についてです。

その「自信」が崩壊した時に家族より発せられた、「私を励ますため」の言葉は「認めたくない」という両親の気持ちを汲み取ったとしても大変ひどいもので、一生忘れることのない心の痛みに変化していったのですが、それはまた今度の機会にネチネチ書いていこうと思います。

 先日、私の事情を知っているごく僅かな友人の一人から体調はどう?というメッセージから、私の返事を待たず「親ががんと診断された」と連絡がきました。

 

この友人は、いわゆる「うちは、がん家系だから・・」のタイプであり私が、がん宣告を受けた時にも、上記の言葉を私に告げ、闘病の大変さに共感を示してくれた、ハチドリを支える心優しい人です。

 

今回のメッセージを、私を大切な友人だと思ってくれているからこそと捉えることもできるのですが正直複雑な気持ちでした。それは単純に、ハチドリに気遣う余裕がないのだと思います。きっと、友人も辛くて私に連絡をしてきたのでしょう。

しかしただでさえ、今人生の中心が「私」でさえなくなっており頭の中が、がん・がん・がん がんのことばかりで、うつ状態になっている私に、友人の報告は鬱陶しいものでさえありました。

箇所は違うといえど、大きい括りとして、同じ「がん患者」。難病には、楽な治療なんてありません。肉体的な痛み。精神的な痛み。他人事ではないからこそ、鬱陶しく感じたんだなと思いました。