年は明けたけれど、辛くて苦しい状況は変わらない人へ
2016年がとても良い年だった人もいれば、
2016年が人生で一番酷い年だった、私のような人もいます。
そして、2016年からどころではなくて、
ずっとずっと前から辛くて苦しい状況が続いている人もいて
今も苦しんでいる人もいれば、
2017年が、とても辛くて苦しい年となってしまう方もいることでしょう。
以前、下記の記事にて、「言われたくない綺麗事」として
一番目に掲げた言葉があります。
これだけ辛いことを経験したのだから、これからの人生は幸せでいっぱいだよ!
これは、フラれて落ち込んでいる人に「どんまいどんまい次いこ〜。いい人見つかるって!」という、
「根拠のない軽い励まし」に近いです。
そんな世の中甘くありません。
がんになっても、宝くじが当たるわけでも、素敵なプリンス・プリンセスが現れるわけではなく、「普通の人達」と同様に電気代や家賃のやりくりをし、さらに医療費代が加わり、
取るに足らない生活の悩みに加え、がん治療の後遺症に悩みながら、
ほとんどの人が病気を隠して自身の努力で、必死に幸せを掴んでいくのです。
病気になったからっていって、棚ぼた的に幸せになれるわけではありません。
患者にとって「世の中」はなにも変わらず、さらに余計な心配やストレスが加わる中でも、幸せを見つけていく。
それは、なにもしないで得るものではなく、その人の大変な努力によって得られるものなのです。
世の中ちっとも甘くない。
一つ悩みが片付いたと思ったら、次は違うことで悩む。
それどころか、持っていた悩みがもっと酷くなるときがある。
解決策なんてない時もある。
先が真っ暗で、光さえ感じないトンネルのような。
こんなに頑張っているのに、なんで報われないの?
年が明けたからって、状況なんて変わらないじゃない。
いつかは報われるとか、神様からの試練だとか
綺麗事なんて言わないで。
前を向こうって、ポジティブでいることを強制なんてしないで。
私の感情を否定しないで。
精神的に弱い人間って言わないで。
この記事を読んでくださっているあなたは、
日々、大変な努力をされていることと思います。
そんな努力をされてるあなたの心が、少しでも、穏やかであることを願っています。